交読文 34 出エジプト記20章(十戒)

 1. 汝、わが顔の前に、我のほか何者をも神とすべからず。
 2. 汝、己のために、何の偶像をも彫(キザ)むべからず、また上には天にあるもの、下には地にあるもの、ならびに地の下の水のなかにあるものの、何の形をも作るべからず、これを拝むべからず、これに仕うべからず、われエホバ汝の神は嫉(ネタ)む神なれば、我をにくむ者にむかいては、父の罪を子に報いて三四代(ダイ)に及ぼし、我を愛しわが戒めを守る者には恵みを施して千代にいたるなり。
 3. 汝の神エホバの名をみだりに口にあぐべからず、エホバはおのれの名をみだりに口にあぐる者を罪せではおかざるべし。
 4. 安息日をおぼえてこれを潔(キヨ)くすべし、六日のあいだ働きて汝のすべての業をなずべし、七日は汝の神エホバの安息日なれば、何の業をもなすべからず、汝も汝の息子娘も、汝のしもべしもめも汝の家畜も、汝の門のうちにおる他国(ヨソクニ)の人もしかり、そはエホバ六日目のうちに天と地と海とそれらのうちのすべての物をつくりて、七日目に休みたればなり、これをもてエホバ安息日を祝いて聖日としたもう。
 5. 汝の父母をうやまえ、これは汝の神エホバの汝に賜う所の地に、汝の命の長からんためなり。
 6. 汝、殺すなかれ。
 7. 汝、姦淫するなかれ。
 8. 汝、盗むなかれ。
 9. 汝、その隣り人に対して偽りの証を立つるなかれ。
10. 汝、その隣り人の家をむさぼるなかれ、また汝の隣り人の妻、およびそのしもべ、しもめ、牛、驢馬    (ロバ)、ならびにすべて汝の隣り人の持物をむさぶるなかれ。