交読文 36・イザヤ書11章

エッサイの株より一つの目がいで、
  その根より一つの枝生えて実を結ばん。
その上に主の霊とどまらん、
  これ知恵聡明の霊、謀略才能の霊、知恵の霊、
主をおそるるの霊なり、
  彼は主をおそるるをもて楽しみとなし、
また目みるところによりて裁きをなさず、
  耳きくところによりて定めをなさず、
正義をもて貧しき者をさばき、
 公平をもて国のうちのいやしき者のために定めをなし、
その口の杖をもて国をうち、
  その唇の息吹をもて悪しき人を殺すべし。
正義はその腰の帯となり、
  忠信はその身のおびとならん。
狼は子羊と共にやどり、
  豹は小山羊とともに臥し、
子牛、雄獅子、肥えたるけだもの共におりて、ちいさき童にみちびかれ、
  雌牛と熊とは食い物を共にし、
熊の子と牛の子と共にふし、
  獅子は牛の如くわらをくらい、
乳飲子は毒蛇の洞にたわぶれ、
  乳ばなれの子は手をまむしの穴に入れん。
かくてわがきよき山のいずこにても、
  そこなうことなく破ることなからん。
そは水の海をおおえるごとく、
  主を知る知識、、地に満べければなり。