使徒言行録 7章54〜8章3節

07:54人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。
07:55ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、
07:56「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。
07:57人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、
07:58都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。
07:59人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。
07:60それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。
08:01サウロは、ステファノの殺害に賛成していた。その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起こり、使徒たちのほかは皆、ユダヤとサマリアの地方に散って行った。
08:02しかし、信仰深い人々がステファノを葬り、彼のことを思って大変悲しんだ。
08:03一方、サウロは家から家へと押し入って教会を荒らし、男女を問わず引き出して牢に送っていた。