購読文、6、詩編第22篇

わたしの神よ、わたしの神よ、なぜわたしをお見捨てになるのか。
  なぜわたしを遠く離れ、救おうとせず 呻きも言葉も聞いてくださらないのか。
わたしの神よ 昼は、呼び求めても答えてくださらない。
  夜も、黙ることをお許しにならない。
だがあなたは、聖所にいまし イスラエルの讃美を受ける方。
  わたしたちの先祖はあなたに依り頼み
依り頼んで救われて来た。
  助けを求めてあなたに叫び、救い出され あなたに依り頼んで、裏切られた事はない。
わたしを見る人は皆、わたしを嘲笑い
  唇を突き出し、頭を振る。
「主に頼んで救ってもらうがよい。
  主が愛しておられるなら 助けて下さるだろう。」
口は渇いて素焼きのかけらとなり 舌は上顎にはり付く。
  あたなはわたしを塵と死の中に打ち捨てられる。
犬どもがわたしを取り囲み さいなむ者が捨てられる。
  獅子のようにわたしの手足を砕く。
骨が数えられる程になったわたしのからだを
  彼らはさらしものにして眺め
わたしの着物を分け
  衣を取ろうとしてくじを引く。
主よ、あなただけは わたしを遠く離れないでください。
  わたしの力の神よ 今すぐにわたしを助けてください。
主は貧しい人の苦しみを 決して侮らず、さげすまれません。 
  御顔を隠すことなく 助け求める叫びを聞いてくださいます。
それゆえ、わたしは大いなる集会で あなたに讃美をささげ
  神を畏れる人々の前で満願の献げ物をささげます。
貧しい人は食べて満ち足り
  主を尋ね求める人は主を讃美します。いつまでも健やかな命が与えられますように。