28 詩119編

おのが道を直(ナオ)くして、
  主の律法(オキテ)を歩む者は幸いなり。
主のもろもろの証(アカシ)をまもり、
  心をつくして主に尋ね求むる者は幸いなり。
若き人は何によりてか、その道をきよめん、
  御言葉にしたがいて、つつしむのほかぞなき。
われ汝にむかいて罪をおかすまじきために、
  汝の言葉をわが心のうちにたくわえたり。
なんじ、わが目をひらき、
  汝の法(ノリ)のうちなる奇(クス)しきことを、我に見せたまえ。
わが魂、いためるによりて溶けゆく、
  ねがわくは御言葉にしたがいて、我に力をあたえたまえ。
ねがわくは偽(イツワ)りの道を我より遠ざけ、
  汝の法(ノリ)をもて我をめぐみたまえ。
わが目をほかにむけて、空(ムナ)しきことを見さらしめ、
  我を汝の道にて活(イ)かしたまえ。
汝の御言葉は我を活(イ)かししがゆえに、
  今もなおわが悩みの時のなぐさめなり。
苦しみにあいたりしは、我によきことなり、
  これによりて、われ汝の律法(オキテ)を学びえたり。
汝の法(ノリ)をいつくしむこといかばかりぞや、
  われ日ねもすこれを深くおもう。
汝のみことばはわが足のともしび、
  わが道のひかりなり。
みことばうちひらくれば光をはなちて、
  おろかなる者をさとからしむ。
汝の義(ギ)はとこしえの義(ギ)なり
  汝の法(ノリ)はまことなり。