エレミヤ章1章1〜10節

1 ベニヤミンの地アナトテにいた祭司のひとり、ヒルキヤの子エレミヤのことば。
2 アモンの子、ユダの王ヨシヤの時代、その治世の第十三年に、エレミヤにのことばがあった。
3 それはさらに、ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの時代にもあり、ヨシヤの子、ユダの王ゼデキヤの第十一年の終わりまで、すなわち、その年の第五の月、エルサレムの民の捕囚の時まであった。
4 次のようなのことばが私にあった。
5 「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者と定めていた。」
6 そこで、私は言った。「ああ、神、主よ。ご覧のとおり、私はまだ若くて、どう語っていいかわかりません。」
7 すると、は私に仰せられた。「まだ若い、と言うな。わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。
8 彼らの顔を恐れるな。わたしはあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ。―の御告げ―」
9 そのとき、は御手を伸ばして、私の口に触れ、は私に仰せられた。「今、わたしのことばをあなたの口に授けた。
10 見よ。わたしは、きょう、あなたを諸国の民と王国の上に任命し、あるいは引き抜き、あるいは引き倒し、あるいは滅ぼし、あるいはこわし、あるいは建て、また植えさせる。」